バカラ攻略に必要な勝つための確率から考えるバカラの基本戦略における勝ち方と賭け方

バカラを攻略するためには、状況に応じた必勝法(ベットシステム)を覚えることが不可欠です。しかし、たとえ必勝法をマスターしても、それだけでは十分とはいえません。

今回は、確率や波、大数の法則といった面からバカラ攻略のカギを探っていきます。

運任せではない、確率に基づいた戦略を立てるには不可欠の要素なので、しっかりと理解してください。

バカラ攻略に必要な勝つための確率を計算

プレイヤー、バンカー、タイ(引き分け)それぞれの確率は?

まず、バカラで賭ける場所ごとのハウスエッジ(控除率)を計算しました。

現在、ライブバカラでは8デッキ(1デッキが13×4の52枚)を使用しているところが主流ですが、念のために6デッキ、1デッキの控除率もまとめました。

 8デッキ6デッキ1デッキ
バンカー(BANKER)1.05%1.05%1.01%
プレイヤー(PLAYER)1.24%1.24%1.29%
引き分け(TIE)14.36%14.44%15.75%

ハウスエッジの計算方法については、後ほど詳しく説明します。これを元にして、バンカー・プレイヤー・引き分けの確率を計算しました。

結果は、こちらです。

バンカーが勝つ確率・・・約45.86%
プレイヤーが勝つ確率・・・約44.62%
タイ(引き分け)になる確率・・・約9.52%

これを見ると、バンカーの方が約1.24%勝率が高くなっています。たった1%の違いでも、試行回数を重ねていくと大きな差に広がります。

では、「バカラはバンカーに賭けた方が得なのか?」というと、実はそうではありません。

バカラの配当をご覧ください。

プレイヤー・・・2倍
バンカー・・・1.95倍
タイ・・・9倍

プレイヤーに賭けて当たったときは、賭け金の2倍の払い戻しがあるのに対し、バンカーは5%のコミッションを取られてしまうのです。

では、バンカーとプレイヤーのハウスエッジはどれくらい違うのかを、次から見ていきましょう。

バカラのハウスエッジ(控除率)を理解する

ハウスエッジとは、カジノ側がプレイヤーから徴収する手数料のことで、日本ではテラ銭などとも言われています。

このハウスエッジによってカジノが運営されているわけですが、ハウスエッジが少ないほどプレイヤーが勝ちやすく、多いほど勝ちにくくなります。

参考までには、日本の主なギャンブルのハウスエッジを調べました。

  • 公営ギャンブル(競馬・競艇・オートレース)・・・ 25~26%
  • パチンコ・・・15~20%
  • 宝くじ・・・ 50~60%
  • サッカーくじ(toto)・・・ 50%

軒並み高いハウスエッジを取っており、これらのギャンブルで安定して勝ち続けることは不可能といっていいでしょう。それでは、バカラのハウスエッジを順を追って計算してみます。

ハウスエッジの計算方法

ハウスエッジは、以下の計算式で求められます。

(賭け金 - 期待値)/ 賭け金

期待値というのは、賭けた金額に対して戻ってくる見込み金額のことです。バカラの場合ですと「期待値=賭け金 x 勝率」になります。

今回は、分かりやすいように、バンカー、プレイヤー、引き分けともに100ドル賭けたものとして計算します。

バンカーに賭けた場合のハウスエッジを調べてみましょう、バンカーに100ドル賭けた時に考えられるパターンは、以下の3つです。

  • バンカーの勝ち(払い戻し金額は、195ドル)
  • プレイヤーの勝ち(払い戻し金額は、0ドル)
  • 引き分け(払い戻し金額は、100ドル)

期待値は、195 x 0.4586(バンカーの勝率)+ 0 + 100 x 0.0952(引き分けの確率)= 98.95ドル

期待値が分かったので、ハウスエッジの計算式に当てはめます。

(100 - 98.95)/ 100 = 0.0105

バンカーのコミッションは、約1.05%になりました。

同じように、プレイヤーと引き分けについても計算しました。

プレイヤーに賭けた場合のハウスエッジ→約1.24%
引き分けに賭けた場合のハウスエッジ→約14.3%

バンカーの方が勝率は高いのですが、払い戻しが少ないため、両者の期待値・控除率にはほとんど差がありません。誤差の範囲内といってもいいでしょう。ただし、TIE(引き分け)の場合は、一気に控除率が上がります。

それでも、日本のギャンブルに比べると全然低いですが・・・

引き分けは9倍配当のテーブルが多く、一発逆転や大勝ちを狙う人が賭けたくなる場所ではあります。しかし、長期的に引き分けに賭け続けた場合、賭け金の15%以上を失い続ける計算になりますので、バカラで勝ちたい人は絶対に賭けないようにしましょう。

確率から考えるバカラの基本戦略

バカラの賭ける場所による期待値、ハウスエッジについてはご理解いただけたでしょうか。ここでは、バカラで勝つための基本戦略について解説します。

「ギャンブルの波」を理解する

バカラで、バンカーとプレイヤーに賭けた場合の勝率は、どちらも50%を下回る程度。しかし、勝ち負けが交互に続くというわけではありません。

特に、我々がゲームに参加する短時間においては、バンカー(プレイヤー)に大きく勝ちが偏るということも十分にありえます。

こちらは、あるライブバカラの罫線表です。

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バンカーが12連勝しています。

確率上は約5000分の1程度なのですが、バカラではこのような現象が日常的に起こります。

カードをシャッフルした際に、絵柄やローカード(低い点数のカード)が偏るのが原因と思われますが、決してインチキをしているわけではありません。したがって、ライブバカラに参加している際は、罫線や出ているカードなどをよく見て、波をとらえる努力を怠らないことが大事なのです。

たとえば上記の罫線が出た場合、そのまま青(プレイヤー)に賭け続けていたら大勝ち出来てます。そして、しばらくして赤(バンカー)の勝ちが多くなったら、バンカーに厚めに賭けるというのも立派な戦略です。

「大数の法則」を理解する

バカラの圧倒的に低い控除率は、大数の法則に基づいて設定されています。

つまり、一時的にプレイヤー(バンカー)に勝ちが偏ったとしても、数千回、数万回という試行回数を重ねるにつれて、理論上の確率に収束していくのです。

大数の法則とは?
同じ条件の下でゲームを行った場合、試行回数を増やすにしたがって、計算上の数値に限りなく近づいていく。

バカラに当てはめると、50ゲーム程度ならバンカーが40勝することはありえます。しかし10万ゲーム行えば、次第にバンカーの負けが増えていき、最終的な勝率は5割弱に落ち着くということです。

実際のゲームで、このような場面が訪れたとしましょう。

「今日はツキまくってるから、行けるところまで資金を増やしてやろう!」と長時間ゲームを続けていくと、大抵の場合は負けが多くなり資金を減らしてしまいます。

逆にバカラで勝っている人は、「今日は目標額より稼げたから、早めに切り上げよう。」と勝ち逃げします。

バカラに限らず、カジノゲームは全てハウスエッジがあるので、長時間ダラダラとゲームを続けると不利になるよう作られています。

大数の法則を意識して、常に「利益確定して勝ち逃げ」を徹底するようにしてください。

バカラ攻略の鍵となる「確率」を考えながらバカラで遊ぼう!

今回は、確率をもとにしたバカラの勝ち方を解説してきました。

バカラは、競馬やパチンコなどのギャンブルと比較すると、圧倒的に有利な条件で戦えるゲームです。しかし、確率を無視してその場の勢いで熱くなってしまっては、勝ち続けることはできません。

賭け金を調整しながらベットする必勝法だけでなく、「ギャンブルの波」「大数の法則」を意識しながらゲームに挑むようにしてください!