ルーレット攻略・必勝法でもあるモンテカルロ法は勝てるのか?嘘?モンテカルロ法で勝てない人は必見!
モンテカルロ法の検証・シミュレーションを踏まえ、モンテカルロ法の実践例、注意点や弱点も紹介。
モンテカルロ法の改良や応用などモンテカルロ法を徹底解説します。
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編集部
モンテカルロ法
モンテカルロ法は、2倍配当、3倍配当のゲームで使えるマネーシステムです。この手法を使ったギャンブラーが、モナコ公国にあるモンテカルロのホテルを破産に追い込んだことが名前の由来と言われています。
真偽のほどは定かではありませんが、賭け金が急激に膨らむこともなく、安定して運用できる優れた手法であることは確かです。
この記事で、モンテカルロ法の賭け方や注意点、勝つためにコツをしっかりと理解してください。
モンテカルロ法の特徴
モンテカルロ法は、2倍配当、3倍配当のどちらでも使えます。「1 2 3」という数列を使い、勝ち負けによって次ゲームの賭け金が増減します。
特徴としては、マーチンゲール法やココモ法のように「一回の勝利で損失をカバーして利益を出す。」という方法ではなく、「勝ち負けを繰り返しながら、安定して利益を出していく。」という点があげられます。
また、賭け金の増加が比較的ゆるやかで資金がパンクする確率が低い、という利点もあります。
それほど複雑な計算式というわけではないのですが、頭の中で計算しながらゲームを行うと賭け金を間違ってしまう場合があるので、紙に書いたりエクセルなどのアプリを使って実践しましょう。
モンテカルロ法の賭け方
それでは、モンテカルロ法の賭け方を説明します。慣れるまでは戸惑うかもしれませんが、何回か試行するうちに仕組みが分かると思います。
3倍配当ゲームの場合
はじめに、3倍配当(ルーレットのダズン・カラムベット)での使い方から説明します。
1ゲーム目
まず紙などを用意して、「1 2 3」の数列を書いてください。そして、両端の数字を足した単位を賭けます。この場合は4になりますね。勝った場合は、完了です。そのまま4単位を賭け、負けるまで続けてください。
2ゲーム目
1ゲーム目で負けた場合は、賭けた金額(この場合は4)を右端に追加します。
1 2 3 4
2ゲーム目では、両端を足した5ドル(1+4)を賭けます。勝った場合は、完了です。
3ゲーム目
2ゲーム目で負けた場合は、5を右端に追加します。
1 2 3 4 5
3ゲーム目では、両端を足した6ドル(1+5)を賭けます。勝った場合は、左右両端の2個を消します。この場合だと、1 2 3 4 5 となり3が残ります。
残りが1個になったので、これでモンテカルロ法が完了です。3ドルの利益が出たことを確認してください。
このように、
- 両端の数字を賭けて、勝ったら左右の両端2個ずつを消す。
- 負けたら賭けた額を右端に追加し、次ゲームでは両端を足した数字を賭ける。
を繰り返していきます。
全ての数字が消えるか、1個残った状態になったらそのセットは終了。次ゲームからは、また「1 2 3」の数列から始める。という形で、ゲームを進めていきます。
モンテカルロ法を使ってシミュレーションしてみたので、自分で考えながら確認してください。
2倍配当ゲームの場合
モンテカルロ法は、2倍配当のゲーム(バカラ、ブラックジャック、ルーレットの赤黒など)にも応用できます。上で説明した、3倍配当の賭け方が理解できれば問題ありません。
「両端の数字を足した金額を賭ける。」「負ければ、両端を足した数字を右端に追加する。」という点は同じです。
違うのは、勝った時の数字の消し方です。2倍配当のゲームでは、勝った場合には両端の数字を1個ずつ消します。これだけの違いですので、すぐに慣れると思います。
3倍配当ゲームの場合
1 2 3 4 5(両端2個ずつを消す)
2倍配当ゲームの場合
1 2 3 4 5(両端1個ずつを消す)
こちらのシミュレーションを見て、理解してください。
下段の1つ残った方の勝敗に注目してください。3勝4敗なので、フラットベット(すべてのゲームで同じ金額を賭けること)だと1単位のマイナスですが、モンテカルロ法では、負け越しているにもかかわらず2単位の利益が出ています。
シミュレーションを見ながら、しっかりと理解してください。
ルーレットでモンテカルロ法の実践
ここでは、モンテカルロ法をルーレットのダズンベット(3倍配当)で使用してみます。
■1ゲーム目
数列「1 2 3」でスタート。両端を足した4ドルで負けたので、右端に4を書きます。
ゲーム後の数列:1 2 3 4
■2ゲーム目
数列が「1 2 3 4」なので、両端を足した5ドルをベット。負けたので、右端に5を書きます。
ゲーム後の数列:1 2 3 4 5
■3ゲーム目
数列が「1 2 3 4 5」なので、両端を足した6ドルをベット。負けたので、右端に6を書きます。
ゲーム後の数列:1 2 3 4 5 6
■4ゲーム目
数列が「1 2 3 4 5 6」なので、両端を足した7ドルをベット。勝ったので、1 2 5 6を消します。
ゲーム後の数列:3 4
■5ゲーム目
数列が「3 4」なので、両端を足した7ドルをベット。負けたので、右端に7を書きます。
ゲーム後の数列:3 4 7
■6ゲーム目
数列が「3 4 7」なので、両端を足した10ドルをベット。勝ったので、全ての数字が消えました。
これで、モンテカルロ法が成功して、次ゲームからはまた「1 2 3」の数列を書いて4ドルを賭けていきます。
モンテカルロ法の収支シミュレーション
収支表は、このようになります。
モンテカルロ法の検証結果
今回は、順調に数列を減らしていくことができました。ルーレットのダズンベットは、勝率3分の1ですから、もうちょっと長引くこともよくあります。
しかし、同じ3倍配当に有効なココモ法と比較しても、賭け金の増加はゆるやかなので、資金がパンクする確率は低いといえるでしょう。
実践例では、6ゲームで1セットが完了しましたが、試行回数を増やしていくと必ず勝負が長引くセットが出てきます。その際に、前回の賭け金や次ゲームでの賭け金額の計算を間違うと、「セットが完了したのに、利益が出なかった!」ということが起きます。
モンテカルロ法は、ひとつ間違うと永遠に正しい賭け金額には戻れませんので、実戦で使うときは必ず紙に書いて行うようにしてください。
モンテカルロ法のデメリットと解決策
モンテカルロ法は非常に優れたマネーシステムですが、もちろん欠点やリスクもあります。
モンテカルロ法は、勝ちきれないと賭け金が膨らむ
モンテカルロ法は、賭け金の増え方がゆるやかでリスクが少ない賭け方ですが、あまりにも勝負が長引くと賭け金が膨れ上がる可能性があります。
実践例では6ゲーム目に勝利したのでモンテカルロ法が完了しましたが、仮に負けていたとして、さらに流れが悪かった場合のシミュレーションを作ってみました。
5ゲーム目と10ゲーム目に残り2個まで減って、「あと一勝で成功」という場面で連敗が続いています。
徐々に賭け金が大きくなっているので、ここで連敗すると非常にストレスもたまりますよね。さらにこのような展開が続くと、数列の値も上がっていき、「41 58 99 140 181」というような場面も想定されます。
次ゲームの賭け金は 222ドルです。ここまで来ると、引くに引けない心理状態になり、資金がパンクしてしまうかもしれません。
モンテカルロ法は、賭け金のリミットを決めて損切り
流れの悪いときは、このように「あと一勝で成功」という場面での連敗が続くこともありえます。
実践例で使ったルーレットは、最大ベット額が5000ドルでしたので上限額に達するまでは余裕がありますが、このような展開がさらに続くと賭け金や損失が1000ドル以上にまで膨らむかもしれません。
そのような事態を避けるために、「ベット額(損失額)が○○ドルで、数列が残り2個になったら損切りする。」「数列が残り2個の場面で○連敗したら損切りする。」というポイントを決めることをおすすめします。
負けを受け入れることは難しいとは思いますが、「あのとき、やめておけばよかった。」と後で後悔しないためにも、自分なりのリミットを決めておきましょう。
モンテカルロ法のまとめ
モンテカルロ法を実戦で使用する際のポイントをまとめました。
- 数列を紙に書いて、賭け金を間違えないようにする。
- 連敗時に資金がパンクしてしまわないよう、開始金額を低めに設定する。
- 損切りポイントを決めて、危なくなったら必ず負けを受け入れる。
モンテカルロ法は、適切な資金とメンタルを管理できれば、高確率で資金を増やせるマネーシステムです。賭け方をマスターするまでは、無料モードや低額で遊べるゲームを使い、何度もシミュレーションしてから実戦で使うようにしてください。