ベラジョンカジノに限らず、あらゆるカジノにはやらせの噂が付きまといます。特に日本でも人気の高いベラジョンカジノであればなおさらで、「やらせ発覚」と公言してはばからないユーザーも少なくありません。
そこで実際にベラジョンカジノがやらせをすることができるのか、そのような事実があったかどうかについて検証してみましょう。
やらせとは、事実関係に作為・捏造をしておきながらそれを隠匿し、作為などを行っていない事実そのままであると(またはあるかのように)見せる・称することを言う。片仮名で「ヤラセ」とも表記される。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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編集部
ベラジョンカジノの「やらせ」を検証する
ベラジョンカジノのプレイヤーの中には、負け方に不自然な点があるとして、これを「やらせ」だと書き込む事例、口コミ、評判が後を絶ちません。しかし本当にベラジョンカジノ側がプレイヤーの勝ちを阻止するようなやらせを行っていたのでしょうか。
勝てなかったプレイヤーの口コミが原因
やらせ問題の結論としてはベラジョンカジノでのやらせ行為は見つかっておらず、2012年に設立されてから現在までもそのような報告はありません。
このやらせ問題の事実を踏まえて考えてみると、勝てなかったプレイヤーがベラジョンカジノのやらせによって負けたというたぐいの書き込みを行い、その噂が先行していると考えるのが妥当です。
どんなギャンブルでもそうですが、勝った場合はわざわざネット上のサイトなどに書き込む人はいないでしょう。負けたことを腹いせに、さも「やらせ」があったような書き込みが行われるのはベラジョンカジノに限ったことではありません。
第三者機関による審査
ベラジョンカジノのやらせに現実味がない理由として、第三者機関による審査が行われていることも忘れてはなりません。ベラジョンカジノは第三者機関による乱数発生が正常に行われているかどうかや、出目のランダム性といったゲームの公正さに関する審査を受けています。
プレイヤーに対するサポートやサービス、支払いなどについても審査が行われますが、ベラジョンカジノはサービスを提供している国の言語でのサポート体制を充実させているのが特徴です。
さらに日本人プレイヤーが安心してゲームを楽しめるよう、日本語でのチャットサービスや日本人向けの多様な入出金を用意していたりとすべての事柄を総称して鑑みると、ベラジョンカジノがやらせをしていると考えるのにはかなりの無理があるといえます。
ベラジョンカジノが「やらせ」をしていない根拠
かつてベラジョンカジノを運営していたのは「Dumarca Gaming Limited」で、マルタ共和国に本社を置いている企業でした。現在は「Dumarca Gaming Limited」から「Breckenridge Curacao(ブレッケンリッジキュラソー)BV」に運営会社が変わり、日本人向けのサポートやサイトのスピード向上などが図られています。
親会社は「Genesys Grroup 」で、オンラインカジノを経営するにあたって必要となるライセンスをオランダのキュラソーに変更しました。
ライセンスの取得はどんな企業でも取得できるわけではなく、反社会勢力とのつながりの有無や企業の経営状況などが徹底的に調べ上げられます。その上で厳重な審査を行い、やらせなどの不正行為がなかったことが認められてようやくライセンスを取得することができます。
しかしベラジョンカジノはかつてそのライセンスを1つではなく複数所有していた経緯から、少しでもやらせが発覚すれば全てのライセンスを剥奪される危険を抱えていました。
現在のキュラソーライセンスも不正行為が発覚すれば、ライセンスを剥奪されることは目に見えていますし、もしそうなれば再びライセンスを得ることはほぼ不可能と考えられます。
キュラソーのカジノライセンスは、世界的に信頼度が高い
ベラジョンカジノが取得していたオンラインカジノライセンスは、これまでマルタ共和国政府が発行する「Malta Gaming Authority」とイギリス市場向けのライセンス、それにデンマーク市場向けのライセンスの3つがありましたが、現在ではオランダ領キュラソーにあるライセンスに変更されています。
これまで保有していた3つの中で、特に取得するのが難しいといわれていたマルタ共和国の「MGAゲーミングライセンス」ですが、キュラソーのカジノライセンスは世界的に信頼度が高いことで有名です。
キュラソーライセンスに変わったとはいえ、ベラジョンカジノがそれまで所有していたライセンスの実績に疑問が生じたわけではありません。ただ運営がマルタ共和国からオランダ領・キュラソーにある会社に変わったためです。
キュラソーライセンスもマルタ共和国発行の「MGAゲーミングライセンス」と同様に、世界中にあるゲーミングライセンスの中でも取得が困難なライセンスとなっています。マルタ共和国が認めたのと同じように、キュラソーもライセンスの認可には厳しい審査を行っています。
1990年代から始まったオランダのオンラインカジノは歴史が古いだけあって、キュラソーライセンスの知名度には高いものがあります。ライセンスを取得した後も高額の年間ライセンス維持費が必要で、キュラソーライセンスを所有しているベラジョンカジノが安心なオンラインカジノであることはこれまでと全く同じです。
デンマーク当局、英国賭博委員会発行のライセンスも取得
またベラジョンカジノはこれまで「Gambling Commission」(英国賭博委員会)が発行していたイギリス市場向けのライセンスも取得していました。このライセンスはイギリス国内でギャンブルサービスを提供する場合に欠かすことができないもので、オンラインカジノであるベラジョンカジノも当然含まれています。
そのほかにもベラジョンカジノは、デンマーク当局が発行するライセンスも取得していました。現在は日本やイギリス、南米にヨーロッパのあらゆる国に存在するプレイヤーの信頼を得ているオランダ政府認可のキュラソーライセンスとなり、さらに安全性が増したといえます。
世界各国でギャンブルを提供する企業に対してライセンスを発行しているのは、ライセンス発行機関が不正な資金移動やマネーロンダリングを厳しく監視していることの表れです。
そのため各ライセンス発行機関に対して報告義務や管理義務を課しており、やらせができないよう徹底的な監視が行われています。
信頼性の高いライセンスを3つも保有している
ベラジョンカジノが取得してきたライセンスは現在のキュラソーライセンスをはじめ、全てが信頼性の高いものばかりという点が特徴です。オンラインカジノはギャンブルなどの賭博を認めている国の認可を受けて運営をしなければならないため、公式サイトに取得しているライセンスの記載がないところは信頼できません。
その点ベラジョンカジノは取得が困難なライセンスを3つも保有した実績に加え、不正行為に厳しいキュラソーライセンスを取得しました。これは不正が行われることはほぼないといえるほど、高い安全性を誇っているといっても過言ではありません。
世界でも特に信頼性の高いオンラインカジノのライセンスは、EU加盟国であるイタリアのマルタ共和国やイギリスの英国賭博委員会が有名です。またイギリス領のジブラルタルやイギリス王室属領のマン島も、ライセンスの取得が難しいことで知られています。
この4つ以外にも審査が厳しいライセンスとしてオランダも名を連ねており、ベラジョンカジノがこれまで通り厳しいライセンスを所有していることが分かります。
もしもライセンスの取得を許したカジノ運営会社がやらせをしたことが分かった場合、厳しい審査を経てライセンスを与えた側の面目は丸つぶれです。そうならないためにはライセンスを与えた後も厳しく管理し続ける必要があり、どの機関も不正行為に対して厳しく目を光らせています。
そんな中でやらせやイカサマを行うことはかなりの危険と困難を伴う行為で、ライセンスの剥奪もいとわなければ行われるかもしれません。
しかしオンラインカジノ業界で健全な経営を目指している企業であれば、そのような愚かな行為は取らないでしょう。
カジノライセンスの取得は、容易ではない
ベラジョンカジノが取得した新しいライセンスのキュラソーは、オランダ領アンティル提督から付与されます。オランダ王国はゲーム運営会社には責任のある行動を求め、プレイヤー保護に努めているのが特徴です。
ベラジョンカジノがキュラソーライセンスに変更する前に使用していたEU加盟国のマルタ共和国発行の「MGAゲーミングライセンス」の審査は、マルタ共和国政府がインターポール(国際刑事警察機構)と連携して行われていました。
まず運営会社の調査から始まり、サーバーやソフトウェアについて不正行為ができないかどうかを調べていきます。調査対象はオンラインカジノを管理する管理者や従業員にまで及び、健全かつ公正な運営が行われているかどうかも審査されます。
その結果問題なしと判断された時点でようやくライセンスの認可が下りますが、マルタMGAゲーミングライセンスを維持するためには監査を受け続けなければなりませんでした。これは変更されたキュラソーライセンスも同様で、維持していくためには高額の費用がかけります。
以上のような点を考慮しても、ベラジョンカジノが以前使用していたマルタ共和国のMGAゲーミングライセンスを取得していた事実や、新たにキュラソーライセンスを取得しているということ自体が、オンラインカジノを経営する企業の信頼の証しといえるでしょう。
ベラジョンカジノが取得していたもう一つのライセンスは、英国賭博委員会が発行しているものでした。こちらのライセンスも英国賭博委員会がイギリス当局と協力して、運営者や従業員、サーバーにソフトウェアの調査を行っていたものです。
運営資金についても厳しい調査が行われ、少しでも不正な資金移動などがあればライセンスの認可が下りることはありませんでした。
やらせやイカサマなどは論外で、公正に運営が行われていることが認められた企業だけにライセンスの取得が認められていたのです。
ベラジョンカジノは、上場企業が運営のため「やらせ」を行わない
ベラジョンカジノを運営している「Breckenridge Curacao BV」の親会社である「Genesys Grroup」は、ロンドン証券取引所に上場している企業です。
ロンドン証券取引所はヨーロッパ最大の証券所で、東京証券取引所とニューヨーク証券取引所に次ぐ規模を誇っています。3,200社を超える企業が上場しており、そのほかにも世界68ヶ国・450以上の企業も上場している世界的な証券取引所です。
ロンドン証券取引所にはメイン市場とAIM市場の2つがあり、メイン市場は大企業向け、そしてAIM市場には新興企業が上場しています。「Genesys Group」はロンドン証券取引所に上場以来、企業コンプライアンスを遵守した経営を続けてきました。
法令遵守に努めた運営
実際のところベラジョンカジノが始まってから今までにやらせは確認されておらず、「Genesys Group」と「Breckenridge Curacao B.V」が法令遵守に努めた運営を行っていることは間違いありません。
仮にやらせが行われたとして、そのときに「Breckenridge Curacao B.V」の親会社である「Genesys Group」が被る被害がどれだけのものになるかは見当もつかないでしょう。社会的信用を失った「Genesys Group」の株を手放す株主が続出し、株価が大暴落することは必至です。
上場廃止のリスク
悪質と認められた場合は上場廃止に追い込まれることもあるため、証券取引所に上場する企業にとって社会的信用を失うことは何としてでも避けなければなりません。しかもそれが内部による不正なやらせとなれば、上場廃止は免れても株価の暴落だけでなく顧客を全て失うことにつながります。
顧客がいなくなればオンラインカジノで収益を上げることはできなくなり、子会社が親会社の経営を圧迫していくことが考えられます。親会社が利益を得ても子会社の経営不振が利益を吸収してしまうため、グループ全体としての存続が危ぶまれる事態に陥ることも少なくありません。
そのような莫大な危険を冒してまでやらせを行っても、上げられる利益は一時的なものに過ぎないことは明々白々です。せっかくロンドン証券取引所に上場を果たした企業が、一時的収益を得るためにやらせを行うことはまず考えられません。
それよりも永続的に収益が得られるよう健全なオンラインカジノ経営を行うほうが賢明で、多くのライセンスを取得して安全性を確保している企業のすることではないというのが結論です。
ベラジョンカジノの「やらせ問題の検証」のまとめ
やらせなどの不正行為が発覚した場合、かつてのマルタ共和国が発行していたMGAのゲーミングライセンスや英国賭博委員会が認可したライセンスなどと同様、キュラソーライセンスも更新することができなくなります。
ライセンスの更新ができなくなるということは、ベラジョンカジノが世界のオンラインカジノユーザーの信用を失ってしまうということです。
これはベラジョンカジノが実質的に経営破綻に追い込まれることを意味するため、ほかの企業とのコラボレーション企画なども全く行えなくなってしまいます。新しいプロモーション活動も実施できず、これまで誇っていた人気も一気に下降することでしょう。
新たな顧客獲得も難しくなり、オンラインカジノ経営が終わりを迎えることも想像に難くありません。ベラジョンカジノは現在、オンラインカジノの中で不動の地位を築いているといってもいい存在です。そんな地位にありながら、得られるメリットが少ないやらせをわざわざ行う必要はないでしょう。