オンラインカジノのソフトウェアとは、オンラインカジノは、ウェブ上でカジノのゲームを楽しみ、決済からプレイ、損益の計算までを完結させるシステムです。オンラインカジノでは、運営会社とプラットフォーム、ソフトウェアがそれぞれ独立したシステムになっています。
これはどういうことなのかというと、オンラインカジノの運営会社がまずソフトウェアの開発会社と契約し、ソフトのライセンスを購入したうえで一般のユーザーが端末でプレイヤーとして利用できる、という仕組みになっているのです。
オンラインカジノの運営会社はあくまでもカジノのプラットフォーム整備や顧客管理、問い合わせ対応などのベーシックな業務を担当し、ソフトウェアの開発については専門の業者に委託する、という形を取っています。
オンラインカジノにおけるソフトウェアの決定的な違いは、セキュリティシステムです。もちろん、ベースとなるセキュリティシステムについてはほとんどのソフトウェアで共通していますが、より深いレベルでのセキュリティアルゴリズムについては、それぞれのソフトウェアごとに委ねられています。
このセキュリティシステムこそがオンラインカジノの信頼性を左右するポイントであると言われており、大手のオンラインカジノ運営会社ほどセキュリティシステムのしっかりしたソフトウェアを採用し、ユーザーの大切な顧客情報を厳重に管理しています。
セキュリティシステムが脆弱なソフトウェアでオンラインカジノを楽しんでしまうと顧客情報の行方がわからなくなり、サーバーに預けた膨大な量の情報が知らないうちに盗み出されてしまう、というトラブルが充分に考えられます。オンラインカジノではユーザーの基本情報だけでなく、クレジットカード番号、サーバーID、ログインパスワードなどの個人情報をサーバーに登録することになりますので、万一にもサーバーへの不正アクセスがあれば直ちに甚大な損害につながりかねません。
事実、マイナーなソフトウェアではセキュリティトラブルが起こりやすく、過去にも不正アクセスによって大量のユーザー情報が流出、という事例が発生しています。
ソフトウェア会社側にとってもセキュリティ面での安全性はある意味で死活問題ですので、日々新たなソフトウェアを開発したり、既存のソフトウェアをアップデートしたりして、セキュリティ面での脆弱性を解消しています。
ソフトウェアごとのチェックポイントは、セキュリティシステムばかりではありません。オンラインカジノで重要となるUi(ユーザーインターフェース)、処理速度、メインアルゴリズムなどもソフトウェアごとに異なっており、ユーザーから見た利便性も違ってきますので、いくつかのソフトウェアを比較し、実際に使ってみたうえで自分に合ったものを見きわめる必要があります。
オンラインカジノとソフトウェアは切っても切れない関係にあります。プラットフォームにはそれぞれ長所・短所がありますので、オンライン環境やプレイスタイルに合わせてフレキシブルにピックアップしましょう。
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編集部
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主要ソフトウェア会社の紹介
オンラインカジノでは数十種類を超えるソフトウェアが流通しており、セキュリティシステムや操作性の面で差別化をはかっています。
今回はその中でも、オンラインカジノ初心者が安心してカジノを楽しめる、信頼性の高いソフトウェアを御紹介していきます。それぞれのメリット、デメリット、選ぶポイントについて詳しくお伝えしていきますので、ぜひとも参考になさってください。
PlayTech(プレイテック)
プレイテックは平成11年に開発され、ライセンス認定を受けたばかりの比較的新しいオンラインカジノソフトウェアです。国内での認知度はまだまだ低いものの、すでに多くのオンラインカジノのプラットフォームとして採用されており、ドンキーコングやスパイダーマンなど、人気タイトルにおいても標準的に導入されています。
「ライセンス使用料が比較的高い」という点がプレイテックの特徴であり、これは、使用権を買い取るうえでまとまった資金が必要である、ということですから、運営会社の資金力にゆとりがある、ということを推測することができます。
また、プレイテックではプレイヤーの操作性を優先すべく、グラフィックやユーザーインターフェースにも徹底的にこだわっており、緻密な描画とキャラクターの再現度でコアなオンラインカジノ・プレイヤーからも高い評価を受けています。
もちろん、セキュリティ対策も万全です。一時期、プレイテックには悪徳カジノ業者が乗り込みやすい、という批判がありましたが、現在はその不安も解消しています。オンラインカジノにはあちこちのカジノでボーナスだけを不法に乱獲する「ボーナス乱獲者」がつきものですが、プレイテックではボーナス乱獲者対策として、ブラックリストシステムを導入しており、系列のカジノでブラックリスト入りしたボーナス乱獲者はプレイテック上では遊ぶことができない、というルールを徹底しています。
このような対策が徹底されているからこそ、プレイテックは「ビギナーにとっても安心して遊べるプラットフォーム」として世界各国で評価されているのです。
プレイテックのデメリットとして、相場の波がやや荒い、という点が挙げられます。オンラインカジノにおいて波が荒いとは損益の幅が広い、ということで、平易な表現でいえば「儲かる時とそうでない時の差が激しい」ということになります。ただ、この点についてもプレイテックは改良を重ねており、専用のアルゴリズムによってランダム関数を適正化するなどの工夫を導入しています。
Microgaming(マイクロゲーミング)
オンラインカジノプラットフォームにおいて頂点にあるとされているのがマイクロゲーミングです。マイクロゲーミングは平成6年に開発された、オンラインカジノのソフトウェアの中では比較的歴史の古い部類に入ります。
マイクロゲーミングが開発し、送り出しているソフトウェアは総称としてVIPER(ヴァイパー)と呼ばれ、コアなユーザーの間でも使いやすいプラットフォームとして当初から親しまれてきました。
マイクロゲーミングではゲーミング、とあるようにゲームタイトルと連動したソフトウェア開発に力を入れており、トゥームレイダーやターミネーターなど、日本国内でも人気、知名度の高いゲームタイトルを取り入れたソフトウェアを数多く送り出しています。もちろん、グラフィックも納得のクオリティで、なおかつUIについてもビギナー向けに配慮されているため、オンラインカジノの世界に初めて足を踏み入れる、というビギナーにとっても楽しめるような工夫が行き届いています。
また、VIPERでは操作性以上に各種チェック機能も充実しています。プラットフォームでの入金・出金情報を動的に管理し、チェックできる入出金管理システム、ユーザーのカジノのプレイ履歴をアーカイブとして保管し、いつでもチェックできるプレイチェック機能のほか、オートプレイ機能、各種カスタマイズ機能も幅広く実装されており、ビギナーからカジノ上級者まで満足できるシステムとなっています。日本語による対応がしっかりしている、という点もうれしいポイントですね。
マイクロゲーミングを利用するうえで注意すべきなのが「ホワイトレーベル」です。オンラインカジノの世界では資金力がひとつの参入ハードルとなっており、基本的に、資金力に乏しいソフトウェア開発会社は入口の段階ではじかれるような仕組みになっています。
ただ、ここ数年はオンラインカジノでも参入ハードルが下がりつつあり、さほど資金力にゆとりのない会社でも大手プラットフォームから公式ライセンスを取得することで比較的簡単にマイクロゲーミングのプラットフォームを利用することができる、という状況になりつつあります。
もちろん、9割以上の業者は健全なカジノ運営を心がけていますが、中には、充分な資金力がないのをグレーな経営で強引にカバーしようとする業者がいないともかぎりません。ビギナーの方は「マイクロゲーミングだから安心!」と安易に思い込むことなく、必ず運営元をチェックしたうえで登録するようにしましょう。
NetEnt(ネットエント)
ネットエントはストックホルムの大手証券会社によって承認を受けた、ダウンロード不要のオンラインカジノプラットフォームです。
ダウンロード不要であるということはすなわち、ブラウザ上でカジノがプレイできるということです。ネットエントではJavaflashによるアルゴリズムを採用しており、面倒なダウンロードをすべて省き、ストレスフリーにカジノを楽しむことができるシステムがととのえています。
オンラインカジノのソフトウェアは膨大なパッケージとなり、低スペックのPCではダウンロード時間だけでもかなりのストレスになりますし、場合によってはカジノそのものが楽しめない、ということにもなりかねません。
ネットエントならオンライン回線さえあればスピーディにカジノをプレイすることができ、データ容量によってPCのストレージを圧迫することもありませんので、オンラインカジノをカジュアルに楽しみたい、というビギナーの方にもおすすめです。
デメリットとしては「日本語非対応」ということですが、FAQを含めた対応マニュアルがととのえられていますので、トラブル時も安心です。
Partygaming(パーティゲーミング)
パーティカジノが楽しめる貴重なオンラインカジノプラットフォームとして日本でも知られているのがパーティゲーミングです。パーティゲーミングはもともと規模の小さいソフトウェア開発会社でしたが、近年では大手の運営会社と提携を結び、知名度と実績を着実に積み重ねてきました。
パーティゲーミングでは主に有名ゲーム、映画とのタイアップを行っており、知名度の高いゲームと連動した娯楽性の高いオンラインカジノを提供しています。
もちろん、パーティゲーミングではパーティカジノ以外のプラットフォームにも柔軟に対応しており、バックギャモンやブラックジャックなど、オーソドックスなバリエーションのオンラインカジノをいつでも楽しむことができます。
CryptoLogic(クリプトロジック)
クリプトロジックは、3D技術の粋を高めたハイクオリティなグラフィックに定評のあるソフトウェアプロバイダです。細部にいたるまで緻密なそのグラフィックは特にバックギャモン、ブラックジャックなどのテーブルゲームにおいて真価を発揮し、カジノ上級者でも損益度外視で時間を忘れて遊びたくなるほどのこだわりぶりです。
また、有名作品とのタイアップ企画が多いのもクリプトロジックの特徴で、過去にも、「コール・オブ・デューティ」や「ファンタスティック・フォー」などの大ヒット映画とのタイアップが実施されており、娯楽性の高いオンラインカジノプラットフォームとなっています。
また、クリプトロジックでは独自のキャッシャーシステムを導入しており、24時間以内の払い戻しなど、入出金管理も万全ですので、セキュリティ面でも安心することができます。
888 Holdings(888ホールディングス)
888ホールディングスはかつて、ランダムロジックという名前で知られていました。その当時はゲームのバリエーションが乏しく、オリジナリティも低いということで、オンラインカジノプラットフォームとしての評価は率直なところあまり芳しくはなかったのですが、ここ数年で評価が一気に上向いています。
評価が急上昇した要因は何といっても、タイアップの充実です。当初はオリジナリティの低さが目立っていた888ホールディングスでしたが、ここ数年は有名ゲームタイトルを自社プラットフォームに取り入れるなどの対策によって評価を上昇させ、今ではゲーム性が高く、セキュリティ面でも安心のオンラインカジノとして認知されつつあります。
Real Time Gaming(リアルタイムゲーミング)
データ容量が比較的小さく、低スペックPCでもストレスフリーに楽しめるのがリアルタイムゲーミング(RTG)です。
RTGについては、一部のカジノでの払い戻しレートが運営側で秘密裏に調整できるなど、ややダークな噂もありますが、根拠は一切ありません。
RTGにかぎらず、悪徳カジノのリスクを完全に排除できるわけではありませんので、プレイヤー自身も「カジノ・リテラシー」を持ち、運営体制をしっかりと把握したうえで登録するようにしましょう。
Boss Media(ボスメディア)
モナコなど、ハイクラスなユーザー向けに開発されたのがボスメディアです。性能面では前述したクリプトロジックに匹敵するとも言われており、セキュリティ面でも安心のシステムをととのえています。
今現在、市場規模ではプレイテックに大きく水をあけられてしまっていますが、技術的なのびしろはまだまだ充分にあり、発展途上にあると言えるでしょう。